髪が薄い男性と髪を気にする男性
鏡を見て髪を梳かす男性

髪の毛が薄くなってしまった場合、放っておくと症状が悪化する一方になります。
早めに対処することが欠かせないのです。
さまざまな方法で対処できるのですが、一般的には薬を用いた治療を行います。
日本だけでなく世界でも多く用いられているのはフィナステリドという成分が使われている薬です。
ただし、もともとは別の症状の治療を行うために使われてきた成分なので、場合によっては副作用が出てしまうことがあります。
髪の毛が薄くなること以上に厄介なので注意が必要です。

フィナステリドのAGA治療効果

フィナステリドは、前立腺肥大症という症状を改善させるために用いられた成分なのですが、男性型脱毛症の症状、いわゆるAGAの症状を改善させるのにも役立ちます。
そのため、日本をはじめ多くの国でAGAの治療に使われているのです。
抜け毛の原因を特定するのは簡単ではありません。
年齢が上がるにつれて抜けやすくなることは知られていますが、20代のような若者でも抜け毛に悩まされることはあるのです。
若い人の抜け毛はAGAであることが多いので、まずは専門外来で検査を受ける必要があります。

男性型脱毛症だと判明したときは、早めに専門の治療を始めなければなりません。
放っておいて改善することは考えにくいのです。
基本的には、フィナステリドを使った薬による治療を進めていきます。
フィナステリドはプロペシアなどに含まれていて、臨床試験でもAGAの症状を改善させる効果が確認されてきました。
ただし、フィナステリドを1回使っただけで抜け毛の悩みから解放されるわけではなく、長期間にわたって使い続けなければなりません。

本気でAGAの症状を治したいと思っているなら、真剣な気持ちで薬を使う必要があるのです。
使ったり使わなかったりする治療では、いつまでも悩み続けることになります。
また、安易に薬を使ってしまうと副作用のリスクが高まる一方になるのです。
AGAの専門外来でフィナステリドを処方されたときは、医師の指示をきちんと守り、正しい分量で使う必要があります。
適切な使い方をするように心がけることで、症状を早く改善させることが可能になるのです。

フィナステリドが男性型脱毛症の治療に効果が期待されるのは、抗&ロゲンの薬だからです。
&ロゲンというのは男性ホルモンの総称で、男性型脱毛症の症状には男性ホルモンが関係しているため、抗&ロゲンの薬が治療に役立つわけです。
用法用量を守って使うようにすることで、少しずつ髪の毛を増やしていくことができます。

男性型脱毛症の症状は、DHTという物質が原因となって起こるものです。
DHTは毛根部分にある物質で、髪の毛が太くなる作用を阻害する働きをします。
その結果、薄毛の症状が出てくるわけです。
フィナステリドを用いることで、このDHTが作られるのを抑制できます。
DHTが抑制されれば髪の毛は自然に太くなり、薄毛ではなくなるわけです。

フィナステリドの目立つ副作用

フィナステリドは薄毛の症状を進行させるDHTの働きを抑制する魅力的な成分ですが、魅力的な部分にばかり目を向けるわけにはいきません。
きちんと薄毛・抜け毛の症状が改善されれば問題ないわけですが、さまざまな副作用につながる可能性もあるのです。
どのような副作用が起こり得るのかを知っておかないと、突然のトラブルに戸惑うことになります。

フィナステリドを使用したことによる副作用で目立つのは、たとえば以下の副作用です。
男性としては非常に厄介なものですが、性欲減退につながる可能性が考えられています。
性欲減退だけでなく、スムーズに勃起できなくなったり、体内で作られる精子が減少したりすることもあるため厄介です。
AGAの症状を改善させたいキッカケが配偶者・恋人である場合、性欲減退という副作用が出てしまうのは致命的ともいえます。

性欲減退や勃起障害のような副作用は、健康に大きな影響を及ぼすものではありません。
ところが他にも重大な副作用を引き起こす可能性が指摘されているのです。
それは、肝機能に影響が出てしまうことが考えられています。
フィナステリドは髪の毛に関わる症状を改善させるための薬です。
したがって、肝機能とは関係ないのではないかと思われますが、フィナステリドは飲み薬なので肝臓への負担は意外と大きくなります。

もちろん薬による効果に個人差があるのと同様、副作用の程度についても人それぞれで異なっています。
誰でも同じ状況になるとは限らないので、飲み始める前から必要以上に不安視することはありません。
医師に指示されたとおりの用法用量を守っていれば、副作用が出てしまったとしても最小限に抑えることができます。
余計な心配をすることはストレスにつながり、薄毛・抜け毛を進行させかねないため注意が必要です。

大切なことは、フィナステリドを使用することによってAGAの症状改善の効果が期待できる反面、副作用が生じる可能性もあると知っておくことです。
きちんと理解した上でフィナステリドを使い始めるようにすれば、トラブルが起こってしまったときでも慌てずに済みます。
また、性欲減退や肝機能への影響が目立つ副作用として挙げられるわけですが、予想外の副作用が出るかもしれないことは理解しておかなければなりません。

女性はフィナステリドを使用できない?

AGAは男性型脱毛症ですが、薄毛・抜け毛に悩まされているのは男性ばかりではありません。
女性の中にも、髪の毛が抜けてしまって悩んでいる人が多いのです。
ただし、男性と女性とでは髪の毛が抜ける原因が大きく異なっているため、同じように治療を行うことができません。
とりわけ注意しなければならないのは、女性はフィナステリドを使うことができない点です。
家族にフィナステリドを使っている男性がいる女性の場合、知らずに使ってしまう可能性があるため特に注意が必要とされます。

AGAに関する研究は長年にわたって行われていますが、フィナステリドの効果が期待できるのは男性だけで、女性に関しては明確なことが分かっていません。
しかし、フィナステリドがなぜ薄毛に効果的なのかを考えてみると、女性の使用が禁止される理由が分かってきます。
フィナステリドはDHTという男性ホルモンを抑制する働きをする成分です。

もちろん、DHTを抑制するから女性は禁止だという単純なことではありません。
男性ホルモンというのは、言うまでもなく男性が成長していく上で重要な役割を果たすものです。
女性の場合、薄毛の治療をしている時点では妊娠していないとしても、将来的に妊娠し、男の子を生む可能性があります。
そうなったとき、DHTを抑制するフィナステリドを摂取していた女性から生まれる男の子が正常に発育できない可能性が出てくるのです。

飲み薬ではなく、頭皮に直接塗るタイプの育毛剤でも、何らかの副作用が起こるリスクがあることが知られています。
髪の毛の悩みを改善させたいからといって安易にフィナステリドなどの成分を摂取してしまうと、予想外の副作用に苦しむ可能性があるのです。
自分の判断で薬を飲んだりすることは避けて、早い段階で専門の医師に相談しなければなりません。
きちんと医師のアドバイスを聞いていれば、摂取してもよい成分と禁止される成分の区別をつけることができます。

男性でも女性でも髪の毛が抜けること自体は同じなので、一般の人には原因などの細かい部分までは分からないものです。
家族などが抜け毛の悩みから解放されたような場合、自分にも同じ効果が期待できそうだと思ってしまうのも無理はありません。
しかし、取り返しのつかない副作用を引き起こす可能性を知っておくことが不可欠です。

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